―今回の延期について
連絡会の受け入れ先は朝日交流協会というところだが、ここはすなわち北朝鮮の外務省。外務省のスタッフが私たちの担当となって
いる。今回、訪朝が2回続けて延期になったが、今はミサイル問題などの状況で外務省が忙しく、私たちを招待できる状態ではないとい
うのが理由。日本でいわれているような問題で延期になっているのではなく、あくまで、皆様の安全確保の問題。トレイ一つ、食事一つ
にしても、あちらはものすごく配慮されている。彼らとしては、参加者に対しその配慮が完璧に出来ない状態では、ツアーを実行できない。
そういう理由での延期なので、あまり心配しないでこの状況を見守ってほしい。
※ここで長谷川さんより一言
「私の受け入れ先の人が言っていたが、担当者たちは、皆様を受け入れるにあたり、高齢な方も多い。現在のように諸々状況が大変な
ときに、確実に安全を確保できる行程表を作り、その通りにツアーを実施できるか悩んでいたそうです」)
―延期期間とキャンセル料
延期期間は、今のところ2~3週間といわれているので、6月頭くらいはどうかと先方に提案しようと思っている。いつもそうだが、事務局
側から「何日はどうですか?」と北朝鮮に打診をして、その返事が朝鮮総連を通じてかえってきて、日程が決定する。
今回2回もキャンセルになり、ご遺族には大変なご迷惑をおかけしてしまいました。キャンセルは、いつもギリギリにならないと分からない。
あちらも、なんとか訪朝を計画通りにやろうとギリギリまで準備をしてくれているので、どうしてもギリギリになる。「やっぱりどうしても安全を確保できない」ということで
キャンセルになる。この辺はどうかご了承下さい。
今回はキャンセル料がかからない範囲でキャンセルになったのでよかったが、前回の申し込みの方に関しては、チケットを発券したあとのキャンセルだったので、キャンセル料がかかった。旅行の規定でそうなっているので、本当に申し訳ないのだが、私たちもどうすることも出来ず、キャンセル料を頂いた。私たちも共和国も総連もどうすることも出来なかったので、その点はごめんなさいということで心に納めていただければと思う。
私たちも、遺族連絡会として、日本と北朝鮮が少しでも平和な関係になることが出来るよう、同じ人間として仲良くなれるよう、引き続き頑張って活動をしていきます。
2013年4月24日 第6回墓参訪朝説明会 太西 るみ子
